■ Simfonio Kampara / 農村は交響する
【コンセプト】
里山資源を循環させ、次世代を生かす新たな価値を創造する─。
舞台は富山県氷見市。大切な人らと共に、笑いと音楽と詩が響きわたる田園生活を!
2021年度のコシヒカリ・稲刈り体験での一枚。
【取り組む、農のかたち】
そのようなコンセプトを掲げ、富山県氷見市の中山間地域(触坂、熊無)にて、笑いや音楽、詩が響き渡る愉快な農園を拓かんと、現在、修養中。小生、ようたろうと申します。
東京都から、富山県氷見市の中山間地域に移住し、2022年4月から新規就農(都市部&非農家出身)。
氷見市触坂(久目地区)、熊無をメインフィールドに、命、資源、物語を巡らせる循環型の農に取り組んでいます。
お米(うるち米、古代米各種)、野菜、果樹などの生育のお手伝いをさせてもらっています。天然、自然(じねん)の営みをできるだけ邪魔しないように、無農薬・無化学肥料で、しかしながら、大切に手をかけるところには、手をかけて。
そうして収穫できた里山のめぐみを、みなさんの元へお届けできたらな、と思っています。
【交響する農村、そのなかで、朋らと笑い合うために】
耕作放棄地や利用されていない農業機械、廃棄される有機・無機の品々。日本の地域、里山には、循環させることができる未利用資源が満ち満ちています。
すでに其処にある、”もの”や“いのち”、“物語(価値観、文化)”の価値を、ゆっくりと見つめたい。見直したい。それらの関係性を、「いかしあうつながり」で、結び直したい。
ありがたい 足りないものは なにもない
あとは 音を合わせようとするこころだけだ
そんな風に思います。
─「土の人(地域の人)」も「風の人(移住者など」も、拘りなく交感し合える田園。
そんな多様性が交響する農村を、みんなでつくっていく。
それが、小生の夢です。
【誰人もみな藝術家たる感受をなせ】
「天然ファーム 藝術農民」
実に大それた名前。この名は、宮澤賢治先生の「農民藝術概論綱要」に由来します。そして、正直に打ち明けますが、小生の農は、まだまだ実に不格好で、現状、藝術には程遠いところにあります。
しかしながら、賢治先生はこう云います。
─世界に対する大いなる希望をまず起せ。
農民藝術概論綱要
ゆえに、小生は、臆面もなく、まず希望を起こすのです。
愉快にしなやかに生活して、いずれ農村を交響せしむる一人前の「藝術農民」に成りたい。そう云った希望の旗を立てます。
- 小生の個人史
- 家族が、友が、地域が与えてくれたもの
- 家族に、友に、地域に求められているもの
それらの文脈の結節点として見出したものが、「農民藝術」というすがたです。
みなさんと笑顔で交わりながら、潔く楽しい創造を共に為していけたらと思っています。いずれ、田園でお会いしましょう。