「藝術農民」が産声を上げたのは、2021年7月1日(書類上の開業日は、2022年4月1日になります)のことでした。
小生のSNS、以下の投稿が出初め。その初心表明を、まずは振り返りたいと思います。少し恥ずかしいのだけれど(笑)。
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農園の名前、決めました(ラフな手描きw)
─ 天然ファーム 藝術農民 ─
(メインフィールド:富山県氷見市触坂、熊無)
小生、今年度は、新規就農に向けて修行中の研修生と云う身分でして、令和4年度(2022年度)に、農家1年生になる予定であります。
現在、数カ所の耕作放棄地を開墾するなど、業(ビジネス、生業)を起こす以前、まだまだ準備段階の身ではありますが…、
まずは旗を掲げ、自分の目指すべき未来を明らかにしてゆかん。
と云うことで、簡単ながら、農園名(屋号? プロジェクト名?)を掲げ、今後、実行に移していきたい事業を示させてもらいました。ほんと、勝手ながら。
一部、あそび・趣味に映るものもあるかも知れませんが、小生は、本気です。
「天然ファーム 藝術農民」
この農園のコンセプトや詳細の事業内容などに就いては、追々、じっくりと言語化していくつもりです(自分への宿題)。
が、その前に、宮澤賢治先生の「農民芸術概論綱要」を読み返したい(抜粋)。
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おれたちはみな農民である
ずゐぶん忙がしく仕事もつらい
もっと明るく生き生きと
生活をする道を見付けたい
〜
近代科学の実証と求道者たちの実験と
われらの直観の一致に於て論じたい
世界がぜんたい幸福にならないうちは
個人の幸福はあり得ない
〜
いまやわれらは
新たに正しき道を行き
われらの美をば創らねばならぬ
芸術をもてあの灰色の労働を燃せ
ここにはわれら
不断の潔く楽しい創造がある
都人よ 来ってわれらに交れ
世界よ 他意なきわれらを容れよ
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小生の想いも、上と、おんなじです。
村人、都人(都市部にお住まいの人たち)が楽しく交わることで、新しい農村の文化・経済(価値や歓びの循環)を創っていけるのではないか。
そうして、この農村に、藝術の歓びを繚乱させたい。
農村を交響させたい。
構想、まだまだファジーですが、一歩一歩、焦らずにかたちにしていきたいと思っています。
田園に立たば、誰人もみな芸術家。
みなさんと、この農園で、楽しく美しい事を起こしていける日を、楽しみにしています。
2021.7.1
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まだまだ、よちよち歩きの小生ですが…、
妻共々、いつか一人前の「藝術農民」に相成り、美しく交響した農村のなかで仲間たちと一緒に笑い合える日が来るのを夢見て、日々を上機嫌に歩んでいきたいと思っています。
これからも、みなさまと共にあれますように。
拝。